こんにちは、ゾウつかいです。
今回は秋山楓果さんの「ストーリーで語る」をレビューします。
あなたは文章を書くことは好きですか?

僕は仕事として記事を書いています。
ですが昔から文章を書くのは苦手です。
この記事では
・綺麗な文章を書ける人がうらやましい
・自分には文章を書く才能がない
・自分のブログや記事に活かせる文章力をつけたい
・Twitterでインフルエンサーになりたい
・何者でもない自分が何者かになりたい
といった方に向けて書いています。

とくに自分に自信を持てないあなたには
文章のネタ探しから構成、言い回しまで具体的に知ることができる秋山楓果さんの「ストーリーで語る」はオススメです。
ポイント
記事の中身はさわりの部分と僕の感想が多めなので、
これから読む人にもワクワクさせる内容としています。
ぜひあなたの手に取って秋山楓果さん自身の言葉で書かれた「ストーリーで語る」を読んでみてください。
それではいってみよう!
Contents
ストーリーで語るの秋山楓果さん(あっきゃんさん)ってこんな人
著者の秋山楓果さんってどんな方なのでしょうか。
秋山楓果さんのあだ名は「あっきゃん」。
子どもの頃からあっきゃんと呼ばれていたそうです。
2020年12月にあっきゃん(@_akkyann)の名前でTwitterを開設しました。
きっかけは元上司のすすめでnoteを書きたいと思ったからです。
noteとは
noteは文章や画像、音声や動画を投稿してユーザーがそのコンテンツを楽しむことができるSNS。
noteは基本、長文で書くことが多いです。
なのでまずあっきゃんさんは
文章を書く訓練をするためにTwitterを始めました。
なので秋山楓果さんを紹介するならツイッターのプロフィールが欠かせません。
Twitterのプロフィール欄は160文字の制限があります。
「ストーリーで語る」の中身は
限られた文字数の中にメッセージを表現する技術になります。
秋山楓果さんは自分を表す代名詞として「Twitter界のストーリーテラー」というオリジナルの言葉を使っています。
秋山楓果さんは「ストーリーで語る」の中で
伝えたいメッセージを物語にして伝える技術
をストーリーテリングとして紹介しています。
ストーリーテリングの技術は奥が深く、
・文章を書く
・書類を作る
・提案をする
・指示を出す など
と、伝える手段について深堀して書かれています。
秋山楓果さんのストーリーテリングで代表的なものがあっきゃん構文です。
短文羅列×情景描写×140字で綴るツイートは「あっきゃん構文」と呼ばれています。
秋山楓果さんはそのストーリーテリングを使った事業をしており「AZ」という会社をしています。
「AZ」は会社や商品などのPRを物語で提案してくれる会社です。

いくら良い商品でも伝え方に失敗するとまったく売れない。
ストーリーテリングって究極の営業方法なのかなと感じます。
さらに秋山楓果さんはデザイン専門学校での講師もしています。
なによりもすごいのは
Twitter開設100日でフォロワー数2万人を達成したこと。
ごく普通のOLが日常話をツイートしてわずか100日で2万人。
その極意が「ストーリーで語る」の中で綴られています。
ストーリーで語る(秋山楓果)を読んでわかること1:セルフブランディングの方法
Twitterを始めるきっかけは人それぞれです。
・友達とつながりたい
・趣味の友達を作りたい
・情報収集がしたい
・影響力を持ちたい
ちなみに僕は情報収集がしたくてTwitterを始めました。
秋山楓果さんはSNSの運用目的こそセルフブランディングにおいては重要であると語っています。
日本人はインプットが得意で、アウトプットは苦手と言われます。
詰め込んで詰め込んでぎっしり貯まった情報を吐き出すことなく満足して終わってしまうんです。
秋山楓果さんはアウトプットの場としてTwitterを利用しました。
秋山楓果さんはどうすれば自分のツイートを読んでもらえるかを追及しています。
そしてアウトプットと考察を繰り返してセルフブランディングを進めていきました。
アカウントのトップページの大切さ
自分のSNS運用の目的が決まればトップページを作り込みます。
「ストーリーで語る」では
・アイコンの作り方
・ヘッダーの作り方
・プロフィールの作り方
・固定ページの作り方
それぞれを人間の心理まで考えて、
秋山楓果さんなりのトップページの作り方を惜しげもなく教えてくれます。
文章力を付ける為の本とは思えない。
秋山楓果さんの世界観は、
Twitterにフルコミットしていることがわかります。
ストーリーで語る(秋山楓果)を読んでわかること2:フォロワー数ののばし方
秋山楓果さんはフォロワー数をのばす為に様々な方法を試してきました。
秋山楓果さんがツイートを読んでもらう為に見つけた法則は「あっきゃん構文」と呼ばれています。
あっきゃん構文とは
秋山楓果さんの短文羅列×情景描写×140字でつづるツイートのこと
たった140字にメッセージを込めます。
140字という制限がある為、かんたんにはツイートを作ることができません。
秋山楓果さんは限られた140字の為に1日3~4時間を費やします。
さらに何度も読み返し、
練りに練ったツイートはもう1日をかけてさらに練り込みツイートされます。
そして秋山楓果さんは過去のツイートが反響を呼べば呼ぶほど、
緊張して「ツイートする」ボタンを押せなくなるそうです。
「あっきゃん構文」についてはコラムでじっくり作り方を解説しています。
「あっきゃん構文」の作り方だけでも「ストーリーで語る」は読む価値があります。
ストーリーで語る(秋山楓果)を読んでわかること3:文章を作る技術
「あっきゃん構文」は短文羅列×情景描写×140字でつづられるツイートでした。
ですが簡単にあっきゃん構文を作ることはできません。
秋山楓果さんはあっきゃん構文を作る為に、
「誰にでも伝わる文章の作り方」の必要性を示しています。
誰にでも伝わる文章の作り方をとことん突き詰めることでツイートの質が上がります。
「ストーリーで語る」では秋山楓果さんの考えた、
「誰にでも伝わる文章の作り方」を具体的な方法をで紹介しています。
自分の表現に加えていけば、あなたのツイートの質が上がるのではないでしょうか。
また、秋山楓果さんは炎上しないツイートについても触れています。
不特定多数の人の目に触れるTwitter。
多くの人に見られれば見られるほど批判的なコメントもついてしまいます。
秋山楓果さんはツイートが炎上しにくい方法についても紹介しています。
具体的な内容となっているので読んですぐに試すことができます。
ストーリーで語る(秋山楓果)を読んでわかること4:ストーリーテリング
秋山楓果さんはあっきゃん構文の中にストーリーテリングという技術を用いています。
見出し(全角15文字)
伝えたいメッセージを物語にして伝える手法
人に物事を伝えたい時にあなたならどうやって話しますか?
目的や結果などを直接伝えるよりも、
伝えたい物事をストーリー調にして話をした方が相手には伝わりやすくなります。
例えば
「雨で濡れちゃった」
と伝えるよりも
「帰り道を歩いていたら突然土砂降りにあってさ、
雨宿りしようと思ったの。
でもすぐやむかなと思って走って帰ってきたら全然やまなくて。
こんなにびしょびしょに濡れちゃった。」
と伝えた方が聞き手はリアルな状況が思い浮かぶので、
どれくらい濡れたのか心配になってしまいますよね。
これは僕が作った例なので秋山楓果さんのような綺麗なストーリー調では書けませんが、
秋山楓果さんはツイートひとつにストーリーを詰め込みます。
そして読み手を秋山楓果さんの世界に惹きこみます。
「ストーリーで語る」では秋山楓果さんは自身のストーリーテリングの手法を紹介しています。
あっきゃん構文だけでなくストーリーテリングについても学ぶことができます。
「ストーリーで語る」を読んでわかることについて紹介しました。
これだけでも十分すぎるのですが、
「ストーリーで語る」を読むことで得られるメリットを見ていきます。
ストーリーで語る(秋山楓果)を読むメリット1:Twitterを使ってコミュニケーション力を育てる
秋山楓果さんはTwitterを利用することでコミュニケーション力を育てることができると紹介しています。
もちろん秋山楓果さんがTwitterを始めた時の文章力は、
「ストーリーで語る」を綺麗に執筆できるほどではありませんでした。
秋山楓果さんは140文字の制限があるTwitterで、
お客様を第一に考え、読み手の気持ちに沿ったツイートを継続してきました。
今では「ストーリーで語る」を1冊まるまる秋山楓果さんの物語として執筆しています。
これは昔からお客様第一精神がしみついている秋山楓果さんがツイートを読んでくれる読み手の1人ひとりを考えツイートし続けてきたからです。
その1人ひとりにしっかり向き合うことでコミュニケーション力を育てることができます。
1人ひとりにしっかり向き合うことというのは、
なにもTwitterに限ったことではないと僕は思います。
・お客様との商談
・チーム内のコミュニケーション
・コミュニティーでのコミュニケーション
どんな場面でも活きる秋山楓果さんのお客様第一精神は見習うべき部分だと感じました。
ストーリーで語る(秋山楓果)を読むメリット2:文章を書くことは仕事の効率化につながる
秋山楓果さんは仕事と文章を書くということは似ていると紹介しています。
手や頭を動かす仕事は成果物をお客さんに届けることが目的です。
お客さんには良いものを届けたいので最高の物を作り上げて届けたいですよね。
文章も同じで一生懸命考えた文章を読み手に読んでいただくことが目的です。
自分の伝えたいメッセージが伝わるようにと頑張って考えますよね。
伝わりやすい文章を書くことは相手も受け取りやすい為に理解が早くなります。
ブライダル業界にいた秋山楓果さんは結婚披露宴とツイートの類似点について触れています。
結婚披露宴のサービススタッフは超多忙です。
サービススタッフとのコミュニケーションをとる方法として秋山楓果さんは5W1H+〇〇を進めています。
忙しい中でもコミュニケーションを素早く、そして確実に行う為に、5W1H+〇〇が有効です。
これは仕事だけではなく、生活にも使えるテクニックです。
いつも意識してしまうほど有益な5W1H+〇〇については、
是非あなたも「ストーリーで語る」を手に取って確認してみてください。
ストーリーで語る(秋山楓果)を読むメリット3:物語の視点を学べる
僕の印象ですが、
「ストーリーで語る」はこれまでになかった構成の本だと感じました。
その理由は物語ではないのに、物語調で秋山楓果さんのメソッドを学ぶことができるからです。
秋山楓果さんのストーリーテリングは、「ストーリーで語る」そのものにも使われています。
なので本を読むのが苦手というあなたでも物語に入り込みながら理解することができます。
「ストーリーで語る」では、秋山楓果さんがこれまで従事してきた仕事に沿って物語が進行していきます。
内容がスッと頭に入ってくるので、理解しやすく自分でもアウトプットしやすいことが特徴の本だと言えます。
ストーリーで語る(秋山楓果)を読むメリット4:物語の力でマネジメント力をのばす
秋山楓果さんのストーリーテリングは現在のあなたの仕事にもおおいに役立ちます。
メッセージを伝えやすくする文章作りは仕事でのマネジメントに応用できるのです。
「ストーリーで語る」では秋山楓果さんの経験談でストーリーテリングを利用した例をあげています。
・レスが早い組織に ・無駄なミーティングの減らし方 ・メンバーとのコミュニケーションについて
仕事は人対人です。
自分が伝えたいメッセージは物語にすることによって、伝わりやすくなります。
メッセージが伝わりやすくなれば仕事も効率的に進めることができるようになります。
ストーリーで語る(秋山楓果)を読むメリット5:長文の作り方
秋山楓果さんはTwitterの140文字という字数の制限の中でストーリーを作り上げています。
秋山楓果さんのストーリーテリングはTwitter以外にも応用が可能です。
本書は秋山楓果さんが自身のストーリーテリングによって書き上げています。
秋山楓果さんはストーリーテリングを用いた長文の作り方について本書で紹介しています。
長文は簡単に作ることは難しいですが、秋山楓果さんはストーリーテリングの方法で約5万5千文字の長文を作り上げました。
これから長文に挑戦したいというあなたには必見です。
ストーリーで語る(秋山楓果)を読むメリット6:感受性が上がる
秋山楓果さんはストーリーテリングの為にどのように感受性を高めているのでしょうか。
本書では秋山楓果さんのインプット方法について秋山楓果さん自身が特徴的といっています。
インプット方法は人それぞれですが、秋山楓果さんは日常の中でネタを見つけます。
ネタというのはごく身近に溢れて存在しています。
身近なネタは見ようとする人にしか見えないため、適当に過ごしていても気付きません。
秋山楓果さんは普段の過ごし方を実例としてあげ、
自身のアンテナの張り方を教えてくれます。
ストーリーで語る(秋山楓果)を読むメリット7:具体的にあっきゃん構文の作り方が学べる
秋山楓果さんのツイートはあっきゃん構文という作り方でできています。
「ストーリーで語る」はコラムであっきゃん構文の作り方を具体的に紹介しています。
あっきゃん構文は ・短文でできている ・自分の心境が入っている ・言葉をそぎ落としている
という特徴があります。
じつはこのあっきゃん構文の特徴は
ポイント ①わかりやすく書く技術 ②独自の視点を持つ技術 ③文章を練る技術
といった文章技術なのです。
文章技術が必要な場面ってTwitterだけじゃないですよね。
あっきゃん構文の技術は仕事や他の分野でも、
メッセージを伝える技術として使うことができます。
ストーリーで語る(秋山楓果)の口コミ
ショップで見つけたストーリーで語る(秋山楓果)の口コミを確認してみます。
Amazonより
本を読んでるのではなく、一本の映画を観ているようだった。
Twitterでたまたま流れてきて読ませてもらったのですが普段本を読まない私でもなんか読めちゃう、そんな本でした。
厚めの本を読む時、結構苦痛が伴うんですけど、全くそんな感じなくて不思議な気持ちです。
文章によって読ませられた感じがしました。
ストーリー調で書かれた本書から学べる文章メソッドはかなり再現性があるものなのではないでしょうか。
誰でも明日から書いてみたくなる勇気を貰えます。
Twitterをやってない人にもオススメできる一冊でした。
Amazonより
文章との向き合い方に革命をもたらす本
この本は、本であって、本ではない。
読み進めていくと、知らぬ間に文字から離れ、鮮明な映像世界に囚われる。
どういうこと?
私はいつの間にネトフリを観ていたのだろう…
そうか、これが洗練された文章とストーリーの力なのか!
Amazonより
5つ星のうち5.0 コミュニケーションの基本が詰まった素晴らしい一冊
Twitterで話題のあっきゃんさんの本ということで発売日に購入。
文章術をテーマに彼女のこれまでの経験から得たテクニックが記されており、すぐに誰でもそれを活かすことができるように書かれています。
また、仕事上のコミュニケーションの取り方、仕事に対する考え方も彼女の人生経験、当時の思考を辿りながら読め、自分自身の仕事へも再現できる内容がぎっしりと詰まっていました。
様々なことにチャレンジし続けた筆者に脱帽です。。。
ストーリーの続編に期待しながらいつも応援しています!
ストーリーで語る(秋山楓果)の価格
ストーリーで語る(秋山楓果)の価格を見ていきます。
Amazon 単行本 | 1540円 送料無料 |
Amazon kindle版 | 1109円 ー |
楽天市場 | 1540円 送料無料 |
ヤフーショッピング | 1540円+送料 |
Amazonのkindle版が最安値です。
僕は良書は単行本で手元に置いておきたいタイプです。
なので注文後すぐ届く、送料無料のAmazonで購入しました。
ストーリーで語る(秋山楓果)の感想
ここまで「ストーリーで語る」(秋山楓果)をご紹介してきました。
ストーリー仕立てで構成されている「ストーリーで語る」は、本1冊まるまるが秋山楓果さんの作品であるかのように僕は感じました。
ストーリー調になっているので普段本を読まない人でも惹きこまれてスルスルと読めてしまいます。
また、あっきゃん構文は比較的短い文章を書くことが得意な構成です。
ですが、あっきゃん構文を考える為のマインドや、構成技術は長い文章であっても有効です。
あっきゃん構文を作る秋山楓果さんの構成力は「ストーリーで語る」1冊まるまる使って表現されています。
ですので今回はあえて「ストーリーで語る」の内容について、
書きたいけどあえて書かないでご紹介しました。
秋山楓果さんの作風を壊したくなかったからです。
そして、秋山楓果さんはTwittrという舞台での展開について話をしていますが、
「ストーリーで語る」の内容はTwitterの枠を超えて人とのコミュニケーションを必要とする場面で役に立つものです。
「ストーリーで語る」を読めば自分に自信を持つことができ、
あなたのコミュニケーション力を高めてくれるでしょう。
今回はすぐに試したくなる文章力を鍛えてくれる本、
秋山楓果さんの「ストーリーで語る」をご紹介しました。
ぜひ、あなたの目で内容を確認してみてください。
「ストーリーで語る」の目次
PROLOGUE:140文字の魔法
PART1:ストーリーを誰が語るのか?
STORY1:私は、変わる。-文章力を磨くために
STORY2:私に、なる。-自分をプロデュースするために
PART2:ストーリーはどう語るのか?
LECTURE1:ストーリーテリングとは
STORY3:私は、伝える。-サービス業で学んだコミュニケーション
あっきゃん構文1:わかりやすい文章にするには
STOEY4:私は問う。-営業で学んだ物語の視点
あっきゃん構文2:言いたいことを伝えるには
STORY5:皆と、語る。-マネジメントで学んだ物語の力
あっきゃん構文3:文章を洗練させるには
PART3:ストーリーで何を語るのか?
STORY6:私は、飛躍する。-物語で可能性は広がる
LECTURE2:長文を書くには
あっきゃん構文4:心をつかむには
STORY7:私は、学び続ける。 -良い物語を紡いでいくために
EPILOGUE:夢は、人とともに見る